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袋井市 N様邸 屋根工事(カバー工法)①

今日は、屋根工事のカバー工法です。

カバー工法とは、今ある屋根をそのまま残して、その上から新しい防水シート、屋根をのせて覆います。ほとんどの場合、ガルバリウム鋼板など軽い金属製の屋根材を使用しています。

きょうは、前段階として、唐草とケラバ水切を取り付け、ルーフィング(防水紙)を張りました。

☆ 唐草とは、屋根の軒先の先端に取り付けられる水切板金です。昔、日本では軒先の瓦に唐草模様を描くという文化がありました。その名残が現在まで続いており、軒先に取り付ける役物が唐草と呼ばれています。唐草は瓦屋根だけでなく、金属屋根やスレート屋根でも取り付けられる役物です。

この唐草は、屋根からの雨水を雨といに流すことが主な役割です。

☆ ケラバとは、切妻屋根や片流れ屋根の外壁から出っ張っている屋根部分のうち、雨といが付いていない側をケラバといいます。

ケラバとは部材名ではなく、場所を示す名称です。ケラバはひさしの役割を果たし、外壁に直射日光が当たるのを防ぐことができます。外壁に直射日光が長時間あたると紫外線や熱によって塗装の色あせやはがれ、ひび割れなどを起こし、外壁の劣化を早めます。外壁が劣化しているとひび割れから雨水が侵入したり、耐震強度を弱めたりしてしまうのです。ケラバは屋根の端ということで、雨漏りしやすい箇所ですので、そこに水切り処理をしておくことで雨漏りを防いでいます。

今日の工程

①唐草を取り付ける。→②ケラバ水切を取り付ける。→③ルーフィングを張る。

① ②  唐草、ケラバ水切取付 ⇩

③ ルーフィング張り ⇩